転売野郎は絶対許してはいけない!!
いままでは転売に対して軽く考えてきた僕ですが、先日公開された「青春ブタ野郎は夢見る少女のゆめをみない」の特典が転売されまくっている現状を見て、完全に心変わりし、転売ヤーたちを絶対許したくないという気持ちになりました。
きっかけとなった特典の値段は現時点で映画を2~3回見られる程の値段になっています。映画の特典を転売するとしたらいままでは1000円~2000円くらいだったので、今回の価格がいかに高いのかがお判りいただけると思います。
冒頭で自分がいままで転売のことを軽く考えていたと書いていますが、理由が二つあります。
①値段が1000~2000円とあまり高くなかったため、劇場で特典をもらえなかった人がなんとしてでも欲しいと思い、転売と分かって購入するのは需要と供給が上手くいっているからいいのではないかと思っていたから
②特典の数に限りがあるのは最初から分かっていることなので、本当に欲しいなら最速で自分が行けばいいだけであって、転売ヤーに愚痴を言うのは単に自分の努力不足だろと思っていたから
今考えると浅はかだったなと思っています。自分本位でした。
今日は転売ヤーを容認していた自分がなぜアンチ転売ヤーになったのかを説明していこうと思います。そして、今自分が考えられる転売をなくすアイディアを出していき、これを転売ヤーの人たちが読んだ時、足を洗うきっかけになる記事にしたいと思います。
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転売はなぜ起きるのか、どうなくしていけばいいかまとめ
1.青ブタ特典がここまで高騰で転売されているのはなぜなのか
青ブタ映画の特典がなぜ4000円を超えるほどの高騰を見せているのかを自分なりに考えてみました。理由としては以下のものが考えられます。
・少なすぎる上映会場
・数量自体が少なかった
・ファンが多い
この三つです。一つ目の少ない上映会場という点。全国的に有名な青ブタ劇場版が現在全国で何か所上映されているか知っていますか? なんと、
全国で31か所しかありません
また、その中でも都内に上映館が集中しているため、全国的にみると上映されていない県がいっぱいあります。青森、秋田、岩手、山形、福島、富山、福井、長野、岐阜、静岡、山梨、滋賀、三重、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、山口、香川、愛媛、徳島、高知、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄では上映されていません。47都道府県の中で、上映されていない県が30県もあるのです。そのなかでも、四国地方に関しては一切上映されておらず、中国地方で広島の一つ、九州地方で福岡の一つ、東北地方で宮城の一つとなっており、映画を観るために地方の方はちょっとした旅行をしなくてはいけないのが現状です。そのため、観たいが観に行けないっていうファンが多く存在しています。
次に、数量自体が少なかったという点です。31か所しかない映画館でようやく見れたとしても、そこに特典が残っているかは別問題です。自分は上映当日に観に行ったので残っていましたが、翌日の段階で特典終了している映画館がちらほらツイッターで確認できました。見に行ったら確実にもらえるというものではないため仕方ないのですが、上映2日目で終了というのは青ブタの人気が伝わるとともに準備量が少なかったのではないかと推測できます。
そして、最後はファンが多かったという点です。今まで記したように、会場が少なく、数量も少ないというきびしい状況のなかで、転売品でもほしいという需要の高さが今回の価格につながったのではないかと思います。メルカリの方を確認しても初めのうちは2000円ぐらいに価格が落ち着いているのですが、
段々言い値で買ってくれることで需要の高さを知った転売ヤーが3000円を提示したあたりから爆発的な高騰が始まりました。
ファンが多いという映画としてはプラスの面が逆に転売ヤーの利益につながるといった形になってしまったのです。
以上が今回青ブタ特典が高騰してしまった背景だと考えられます。
この後は、転売がなぜダメなのかというところを掘り下げていきたいと思います。
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2.なぜ転売をしてはいけないのか?
「自分が持っているものを欲しいという人がいて、法外な値段だとしても買おうとするのなら、それは需要と供給が合致していてい悪いことではないでしょ」
自分も最近までこう考えていました。しかし、もっと視野を広げて考えた場合この発想がいかにダメなことかが見えてきます。ポイントとしては以下の3つです。
①原作者に対する裏切り
今回の青ブタ転売騒動が起こるにあたっては原作者の鴨志田一先生から転売をしないでくれという呼びかけがありました。これに答えたファンがメルカリで転売している出品者に対しコメント欄を荒らしたり、転売の実体をSNSに告げたため事態が明るみになったのです。原作者から呼びかけがあったのにもかかわらず、転売をするって、、、もうファンでも何でもないですよね、ただのくそゴミ転売ヤーですよ。
②本当のファンが損をするという負のスパイラル
上記で記したように、上映館自体が少なく中には旅行のように映画館にとんだファンも多くいたと思います。そんな本気で青ブタを愛しているファンが特典をもらうことができない、、おかしな話ですよ。そりゃあファン全員にいきわたるほどの量がないことは重々承知ですが、それでも、特典をもらうのは本当のファンであってほしいと思います。「あの特典高く売れるみたいだから観に行こうぜ」みたいなやからの手にわたっては欲しくないですよ。
③制作人への収入が減ることによる二期への資金不足
青ブタは非常に良い作品です。去年一期がありましたが、二期があっても全く問題ない作品です。そんな作品の二期を作るのにはやはりお金が必要となります。今回の映画化も二期への資金集めになっているのではないかと考えられます。そんな大事な作品が転売ヤーによって資金が減少してしまった場合、二期の可能性が低くなってしまうのです。
転売という事態を視野を広げてみることで、多くの人達へマイナスの影響を与えることが伝わったと思います。
こんな悲惨な事態を無くすため、転売を無くす方法を制作側とファンなどの消費者二つの視点から考えてみましたので次に書きます。
3.転売を排除するには結局どうすればいいの?
・企業側ができること
①特典の再配布
すでに転売されてしまった分は仕方ありません。ゆえに、ここからの転売を無くすという点で再配布は大きいと思います。再配布があると分かればわざわざ転売されているものを買おうと思う方は少なくなります。確かに、地方のファンは結局見ることができないから意味ないだろうという意見も出ますが、今ほどの候とはしないと断定はできます。これだけでは転売を無くすことはできませんが被害の縮小といった面では効果があるはずです。
①´制作側が安価な値段で販売する
特典を公式的に売ることによって転売自体の意味を喪失させるという方法です。即効性があり、かつ、地方だろうとネットで購入すれば関係ないため現実的だと考えられます。
②上映館を根本的に増やす
これはすでに上映している映画に関してはどうしようもない方法です。しかし、根本的な解決に近づくのはないかと思います。映画の収入を増やすと考えた際、失敗した時の損失が大きいというマイナス面がありますが、どの地方も関係なくチャンスがあるため不公平感のない特典ゲットが可能となるのではないでしょうか。
③特典の数を大幅に増やす
今回の騒動はファンの数に合わせた特典数の少なさが招いたのも原因の一つです。需要があるのは人気作ならわかると思うので、供給を増やすことで転売品をわざわざ購入しなくてもいい環境を作ることができると思います。
④特典に対しシリアルナンバーを記入する
チケットと引き換え時に誰がもらったのかをわかるようにする。という最強な手段ですが、問題点があるのも確かです。個人情報の管理についてです。誰が持っているということがわかる=その人の個人情報がわかる なので、管理の仕方が非常に重要になります。
・消費者側ができること
①転売品を買わない、買わないよう呼びかける
特典が欲しいから転売品だとしても買ってしまいたくなるのはファンとしてはその作品に対する気持ちが強いのがわかり素晴らしいことなのですが、ここで我慢するのが本当のファンです。転売しても購入されない、自分がしたことは無駄だったのか、、そう転売ヤーに思わせることができれば次回の作品で特典が手に入れやすくすることができます。また、購入を阻止することも転売ヤー対策に役立ちます(例.メルカリ転売品へのコメント)
消費者側が転売を無くすためにできることは少ないです。しかし、仮に成功すればとても強い力を発揮することができるという必殺技とも言えますので是非協力してください。
転売は業界全体にとって決して許されないことです。その気持ちを忘れないようにしましょう。また、自分と同じく今までに転売をしたことがあるって方、遅いなんてことはないです。これからやめればいいんです。一人一人が転売をやめていけばいつかゼロになるのです。目指せ転売ゼロの世界。
話しは変わりますが、今回騒動となった作品「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」は本当にいい作品です。ぜひハンカチを持って観に行ってください!!下記に、まとめた記事を置いておくので合わせてお読みください。