原作が現在(2019年6月)までに9巻まで刊行されており、2018年の10月からはアニメ化された大ヒットライトノベル「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」が2019年6月15日より映画化され公開が始まりました。
自分はアニメでこの作品を知り、いつか原作も読んでみたいなと思ってはいたんですが、結局映画が先に公開されてしまい、観に行く際は完全にアニメの知識しかなく、あらすじもほとんど観ずという、完全なアニメオンリーなにわか状態で行きました。
アニメ映画って、映画版オリジナルストーリーとかならいいんですが(ex,Re:ゼロから始める異世界生活)そうじゃ無い作品って原作読んでいる前提でストーリーが展開されて行ってしまうので、アニメだけしか知らないファンは置いていかれてしまう状態があると自分は感じています。
そのためこの記事では、原作全く知らないアニメオンリー勢が青ブタ映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」を見に行ったら楽しめたのかという話題でアニメの感想とともに伝えようと思います。
では、始めていきます！！
１．青ブタ映画の内容はアニメオンリー勢でも楽しめるのか？
答えはイェスです㊗
今作の劇場版はアニメ版からきれいにつながっていますので、急に知らないキャラが出てきたり、知らない設定が増えているというような混乱には一切陥らずに楽しむことができました。
①青ブタ映画簡単内容紹介
青ブタアニメを視聴していた方ならわかると思いますが、青ブタシリーズは毎回スポットが当たるヒロインが違います。思春期症候群と呼ばれる病気が発症したヒロインを主人公である咲太が救うというのが一つの流れとなります。
そして、記念すべき映画のヒロインとなったのは、咲太の初恋の相手、牧之原翔子でした。映画がアニメからきれいにつながっていると言ったように、アニメ版でも翔子さんはキーパーソンとして様々な場面で出てきました。さらに、アニメの後半では彼女の正体について謎が深まっており、映画版ではこの伏線を回収した形となりました。
この映画はネタバレしない方がストーリー的にも楽しめると思いますのでこの程度で留めておきます。しかし、原作を先に読んでみたいという方は原作小説の６，７巻が映画の台本となっているようなのでそちらをぜひ読んでください。
原作はネタばらになっちゃうから見ないけど、あらすじぐらいは知りたいなって方は下に公式サイトのURL貼っておくのでそちらから確認してください。
「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」 | 青春ブタ野郎シリーズ
２．青ブタ劇場版を観て感じたアニメオンリー勢だからこそ良かった点
①ストーリーへの没入感がすごい
この物語がどういった流れでゴールするのか全く分からないため、ジェットコースターのように繰り返される展開のどんでん返しに次ぐどんでん返しで物語に深く入り込むことができたと思いました。
映画館ではその衝撃をもろに食らってしまい涙が止まりませんでした。
SNSを見ていると、「映画館に泣きに行ってくる」という臨戦態勢の取れた原作勢が多くいるようなので、原作勢がそれほど泣けると感じたストーリーを、声優さんの迫真の声と滑らかに動くアニメーションの力のダブルパンチとともに無防備に受ければ一瞬でノックダウンなのは間違いないですよね(笑)
②自分の「想像」の部分がないため素直に楽しめる
ちょっとわかりにくい表現ですいません。よく小説を読んでいる方にはあるあるだと思うんですが、始めて読む作品って、勝手に登場キャラの声や雰囲気を決めて読んでいませんか？自分は結構決めてしまっているようで、原作を読んだ作品のアニメを観たときに、登場キャラの声が自分のイメージと違うと感情移入がしづらくなるという問題が時々発生するんですよね、
しかし、アニメしか見ていなければ声のイメージがすでにできているため感情移入がしやすくなるんです。
③特典小説を読んで作者の文体に触れることで、新たな作品に出合えるチャンス
劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢をみない」を観に行った際一冊の特典本を手にすることができます(※数量限定)
自分はその本で作者(鴨志田一先生)の文体に初めて触れることができ、やさしい物語の描き方をいいなと思いました。少ししたら先生の作品をしっかりと読もうと思っています。
このようにアニメしか知らなかった奴が原作に出会えるきっかけをこの映画は作ってくれたのです。
３．まとめ
・アニメだけしか見ていない人でも青ブタ劇場版は楽しむことができる。
・アニメしか見ていないからこそ楽しめる点もある
どんな人でもブワッと泣ける青ブタ劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」はまだまだ公開が始まったばっかりです。
アニメしか見ていないひとも、原作で感動した人も、すでに一回観に行った人も、ぜひ劇場へ足を運んでください。
ライトノベルが好きだけど何を読むか迷っているって方はこちらの記事も参考にどうぞ
