「私、飽きっぽい性格なんだ、、」「続けるの苦手なんだよね、、」
といった自分の飽きっぽさを嫌う人はたくさんいます。
中には、自分を責めすぎてしまい鬱になってしまう方もいるくらいです。
しかし、飽きっぽいことはダメなことなのでしょうか?
飽きっぽいことは悪なんでしょうか?
私は違うと断言します。あなたのその飽きっぽい性格は悪ではありません。と、
飽きっぽいのは、あなたがまだプロフェッショナルになる前の卵だからです。
1.人間は本来飽きっぽい生き物なんです!
つい先日まで、あるアプリゲームにはまっていた人が、数か月後には違うアプリゲームにはまっているというのはよくあることです。
「明日から早起きするぞ」と決意した人が一週間後には起きれなくなっているのもよくあることです。
自分も飽きっぽい性格なので、こんなのは日常茶飯事です。
これはいけないことなのでしょうか?
飽きっぽい性格は悪なんでしょうか?
そんなことはありません。逆に私は、人間という生き物は本来飽きっぽい生き物ではないかと思っています。
なぜなら、人が進化していく過程には、飽きるという感情が不可欠だからです。
何かに飽きたから、人は代わりとなる何かを新しく考えられるのではないでしょうか?
例えばゲーム機、
今まではずっと二次元の世界(テレビの枠内のみの世界)で行われていたゲームが、近年では3DやVRなど三次元の世界(テレビから切り離された世界)に進出しているのは、
ユーザーが画面だけで展開されていく世界に飽きたからではないでしょうか、
テレビだけの世界に飽きたから、もっと刺激を得るために技術が進化し、ゲームという世界が一歩進化したのです。
このような例は他にも非常に多く存在しています。
つまり、人間は本来飽きっぽい生き物なのです。あなただけがと思い悩む必要はないのです。
しかし、飽きっぽいとなれないものがあります。それが、ある事柄のプロフェッショナルと呼ばれる人たちです。
彼らは「継続」し続けた者のみがなれる集団です。
そんな彼らについて次章では書いていきます。
2.飽きっぽさを改善するとプロフェッショナルになれる
1の部分で、人は飽きっぽいが、その飽きっぽさのおかげで進化することができていると書きました。
確かに、飽きっぽさは人間の性質として仕方ないことですが、その性格ではなれないものがあります。
それが、一つの物事を極めたプロフェッショナルと呼ばれる集団です。この集団に属するためには継続しなくてはいけないのです。
飽きっぽさゆえに何にでも中途半端に手を出すものは、人としての行動は間違っていませんが、プロフェッショナルの行動としては間違っているのです。
サッカーのプロフェッショナルになりたいと思っている人が、練習に飽きたからほかの球技を練習したとして、その人はサッカーが上手くなって、プロフェッショナルに近付くことができるのでしょうか、
歌手のプロフェッショナルになりたい人が、飽きたからといって写真の撮り方に興味を持ったり旅行に頻繁に行くようになったりして、歌が上手くなるのでしょうか、
多くの場合は、その道のプロフェッショナルになることは難しいのではないでしょうか。
つまり、その道のプロフェッショナルになりたいのなら、人としての本来の性質から脱却し、継続し続けることができるいわばマシーンのようにならなくてはいけないのです。
継続こそがプロフェッショナルになるための近道なのです。
継続こそが命とも言えるプロフェッショナルですが、なぜ彼らは継続することができるのか、次章では継続するために必要なことについて書いていきます。
3.なぜプロフェッショナルは「継続」できるのか
今までの話の中で、、プロフェッショナルになるためには、人間としての性質から脱却しひたすら継続し続けるマシーンにならなくてはいけないと書いてきました。
皆さん思いませんか?どうやったら継続し続けることができる人になれるのか。
答えはいつだってシンプルです。
誰よりもその物事を好きだと思えることです。
好きだからこそ、続けられるのです。
ここで今一度自分を振り返ってみてください、今まで飽きたといってやめてきたものは自分にとって好きで好きで仕方がないものでしたか?
一生をかけてやっていきたいと思えるようなものでしたか?
多分違うのはないでしょうか、今まで続かなかったことの全てが、自分が本当に好きで好きでたまらないものではなかったのではないでしょうか。
ここが普通の人と、プロフェッショナルと呼ばれる人との違いなのです。
自分の人生をかけてでもやりたいと思うことを見つけることが、「継続」するためには必要なのです!!
4.まとめ
①人間とは本来飽きっぽい生き物であるため、飽きっぽさを責める必要はない
②プロフェッショナルとは人間の本来の性質から脱却した者のみがなれる集団である
③「継続」するためには、自分の人生をかけられる程好きなものを探さなくてはいけない
飽きっぽいことに悩んでいるあなた、それは全く悪いことではありません。あなたはまだ、自分の本当に好きなものに出会えていないだけなのだから。
これからそれを、探していけばいいんです。
プロフェッショナルの卵から、雛になれる日を楽しみにしています。
特に決まってないって方は、旅に出てみるのもいいかもしれませんね、普段いかない場所に行くことで、何か興味を持つことがあるかもしれませんから。
日本でも海外でも、一度行ってみるのはいかがでしょうか。