東京オリンピックの開催まで2年をきり、盛り上がりを増しています。
また、様々なところで問題が発生しておりこれらの問題をどう解決して行くかというのも日本の力の見せ所かもしれません。
今のところ問題としてニュースなどで挙げられるのは、
①会場設営費高騰問題
②暑さ問題
③ボランティア問題
この3つがテレビでよく聞く問題だと思います。今回はこの中で、国民のみんなに関わってくるボランティア問題について書いて行こうと思います。
ボランティア迷走問題
1.ボランティアの種類
今回の東京オリンピックでは、「大会ボランティア」と「地方ボランティア」の2つを募集しています。
①「大会ボランティア」とは、
競技のスタッフや、大会の運営を手伝うボランティアのこと
②「地方ボランティア」とは、
海外から来た様々な国の人たちの対応をするボランティアのことで、空港や鉄道などでの案内を担当することが考えられている。
2.ボランティアの募集人数と要項
9月26日からインターネットでボランティアの受付が行われます。
ボランティアの募集人数は「大会ボランティア」が8万人、「地方ボランティア」が3万人で、合わせて11万人のボランティアを募集するらしいです。
日本の人口が約1億2700万人なので、日本人の1600に1人がボランティアをすることになります。
しかし、ボランティアの募集資格で2002年4月1日以前に生まれたものとしていることから、本番を迎える2020年までに18歳以上になっている必要がある。
そのため日本の18歳以下の人口は約2000万人を引いてだいたい1250人に1人、
実際には、病気の方や、高齢すぎる方などもいるため、割合はもっと下がるだろうと予測できます。
さて、この人数が集まるかどうかが問題です。
なぜならボランティアは重労働だと言われているのです。
3.ボランティアはブラック?
東京オリンピックに際してのボランティアの流れとしては公式サイトにて表されています。
2年をかけてさまざな研修を受ける必要があることがわかります。まず、この研修のために社会人は休みを取れるのかという問題があります。
次に働く内容ですが、勤務時間は1日8時間で、日数は10日前後と言われています。
働く分野としては10あります。
①指定なし(なんでもやるよっていうボランティアの方)
②案内(競技会場の案内や、空港などでの案内人。英語のスキルが重宝される)
③競技(競技会場や練習会場での備品管理など)
④移動サポート(大会関係者の移動の際、車を運転する)
⑤アテンド(英語や、他言語でのコミュニケーションを取る人で、選手たちの快適な生活を作る。インタビューの際の翻訳などでも活躍)
⑥運営サポート(競技会場、選手村などの運営サポートを行う)
⑦ヘルスケア(選手にけが人が出た際、医務室への搬送をサポートする)
⑧テクノロジー(通信機器の管理や、競技結果の入力などを行う)
⑨メディア(国内外からのメディア関係者への説明や誘導を行う)
⑩式典(表彰式において、選手や関係者の誘導を行う)
これら10の中からどれかに配属されるらしいです。
学生は、このボランティアを単位として認定しようという働きもあるようですが、やはり気になるのは社会人です。
普通に仕事をしている社会人が、10日間も休みをもらえる状況を作れるのでしょうか、また、有給を消化してくれと言われたら反発が強いことも予想されます。
4.ボランティアに対するヘイトの高まり
SNSでは、ボランティアに対する労働が多すぎると話題になり反発する声が多く挙がっている。
たしかにやりたい者がやればいいだけの話ですが、このままだとその人数が集まらなさすぎてしまうのではないでしょうか、
つい最近1000円のプリペイドカードを払うという案が出ましたがどうなることやら、、、
これは私の持論になってしまうのですが、
その人のスキルが必要な仕事については、報酬をしっかり払う必要があるのではないでしょうか。
翻訳や英語のスキル、医療系のスキルなどそれを得るために努力をしたのだから、それ相応の報酬があって然るべきだと思います。
5.最後に、、
オリンピックは近づいて来ます。止めたりすることはできないです。少しでも、東京オリンピックが盛り上がるには多くの人手が必要なのもわかります。
しかし、ボランティアのせいでオリンピックに対するモチベーションが下がっていては本末転倒です。早急に検討すべき事案だと思いますので、ここからの国のお偉いさんたちの対応が重要になりますね。
ではではー