「音を立てたら、即死」
この斬新な設定の映画が全米で大ヒットしています。
昨年大ヒットとなった映画「IT」よりも人気があるということで、話題の作品です。
日本では2018年9月28日に公開されて、現時点で星3.3です。
今回はそんな話題となっている映画「クワイエットプレイス」紹介していこうと思います。
1.ストーリー(ネタバレ少しあり)
一つの家族の物語です。地球規模で起きたある問題のせいで、音を出すと即死するという事態になってしまいます。
この一家はこの問題が起きたとき、一人の息子がなくなってしまいました。
以後、森の中にある家で音を立てないようにしながら生活していく中でお母さんが妊娠してしまいます。
声を出さないで出産することはできるのだろうかという問題と、息子がなくなったのを自分のせいだと嘆く姉の心の問題、これらの問題を乗り越えて一家は生き延びることができるのだろうか、、
ネタバレを含まないようにするとこの辺が限界です。
抽象的な言葉が多く申し訳ありません。
お楽しみは劇場でってことに(笑)
2.「クワイエットプレイス」実際に行ってみた
①クワイエットプレイス見てすぐ思ったこと
「疲れた」
この一言にすべてが詰まっています。声を出したら即死ってのは非常に斬新な設定で素晴らしいと思いました。
映画評論家からの評価が良かったのは斬新な設定故に、今後が期待できるからではないかと考えられます。
別に評論家でもない一般人からすると矛盾点が多くあり過ぎるため、考えすぎて疲れるし、無駄にあおってくる効果音のせいで耳も疲れます。
一回観る価値はありますが、2回目行こうってなったら「、、、」ってなるのは間違いないですね。
②クワイエットプレイスの良かった点
なんといっても設定の斬新さというのには新しいなと感じました。
少し前に、目は見えないけどめちゃくちゃ耳の感覚が鋭いおじさんから逃げる映画があったのですが、(ドントブリーズ)
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そこからの着想だったのではないでしょうか。
また、事件の発端となった原因の描写のリアル感が素晴らしかったです。この描写のリアルさは近代の技術の発展が垣間見えます。
登場人物で妻役の女優の演技、これがすさまじいです。鬼気迫るものがあり引き込まれました。
③クワイエットプレイスの残念な点
まず第一に、矛盾点が多すぎる、なぜ人だけ?とかそれはオッケーなんかい!!といった気持ちがなんども沸き上がります。そのため、細かい設定に関しては度外視してみれないときつい作品です。
暖かい目で観ましょう。
次に、恐怖のあおり方がひどい、、普段が完全に静寂なため、音を大きくして恐怖を感じさせるのはわかるのですが、ただただ大っきな音を出すのでびっくりするだけです。
びっくり箱を何度も開けられるような感覚に陥ります。
最後に、これが一番許されないのですが。中途半端な家族愛を見せられるのがきつかったです。
「ホラーでやるならホラーでやれよ!!」って気持ちが止まりません。
多数の矛盾点と単純なドッキリ箱中途半端な家族愛、、
これらすべてを無視して観ることができた者のみがクワイエットプレイスを楽しめる人でしょう。
それが無理な場合は、終わった後強い疲労感を感じると思います。
3.まとめ
①オススメのグループ
家族 ★
友達 ★ ★
カップル ★ ★
1人 ★ ★ ★
無理して誰か行くような作品ではありません。この設定おもしろそうだなってなったら一人で行くのが得策だなあと感じます。
ホラー映画とカップルは相性いいイメージですがこれはちょっとお勧めできませんね。
ただ、終わった後にあれはない、これはないとか話せるのは確かに話のネタになっていいのではないかなあと思いました。
家族は、無しです。確かに家族愛の場面もありますが、あんなのではお金の無駄です。
②総評
発想としては非常に良かった。しかし、斬新な設定故にまだまだ作りこみの部分でミスが目立つため、今後どうなっていくかに期待したいです。
今作の続編がすでに決まっていますので、次回作のつくり込みが楽しみになりそうです。
ではでは~